ミクロソリウム・ボルビティスの根に栄養吸収能力はなくて、
あれは石や流木に活着するためだけのもの。
と思ってる人が多いような気がします。
多いような気がするので、
ミクロソリウムは根が命 ということでひとつ、
書いてみたいと思います。
念のため言っときますが完全自論ですので、
この通りやってもうまくいくかはわかりません(お決まりですね
指摘・指導、大歓迎です。
ミクロソリウムを水中で育てる場合は
・移動しやすい
・シダ病になりやすい
等の理由でソイルに埋めてしまうことはあまりしないため、
肥料が効いてる実感が持てません。
しかし水上でミクロソリウムを育ててみると、
肥料が確かに効くということがわかります。
追肥を施すと、次の葉から倍のサイズになったりね。
少なくとも水上では栄養吸収・活着の2つの役割があるはずです。
普通の植物と同じです。
そこで水中なんですが、
この2つの根を見てなにか気づくでしょうか?
1
2
よく見ると違いが分かるんじゃないかと思います。
1が健康な状態の根、2が痛んだ根です。
根は通常1の状態で出てきますが、
乾燥・過度な観察・移動による摩擦などで段々と細かい毛がなくなっていき、
最終的には2のような状態になります。
ほとんどの根がこうなってしまうと免疫力の低下(シダ病になりやすくなる)や
葉の委縮、葉が汚くなる等の症状が出て、成長スピードは著しく低下します。
そしてミクロの根はかなり痛みやすいです。
水中できちんとした根を維持することが健全な育成につながるのか、
それともその根から栄養を吸収してるからこそ綺麗に育つのかはわかりませんが、
(おそらく後者)
根を傷めない育て方をすれば綺麗に育つと思います。
・観察はほどほどに
・長時間水上に上げない(10分できつかったりします)
・何かに活着させる
・可能ならば埋める(埋めちゃだめみたいのはデマです)
これぐらいやっとけばいいんじゃないかと。
すでに根を傷めてしまったミクロがある場合は根をカットしちゃいましょう。
動かなくなったミクロも根をカットすれば綺麗な根を展開し、
そのうち元の状態に戻ります。
・水中では栄養吸収の根と活着の根の2種類が出る
・ミクロはほっとけば育つ
こういう話はこれらの根の特徴から来たんじゃないかと思います。
2種類あるのならそれは痛んだ根と正常な根で、
正しくは、
・ミクロはほっとかなければ育たない です。
4/19日 追記
調子が良くて根がモサモサになりすぎた場合は、
それ自体が止水域を作ってしまう可能性がありますし、
代謝を高めるという意味でも、たまには切ってやるといいと思います。
ということで育て方 ♯1でしたが、文章がまとまってなくて、申し訳ないです。
次はそろそろシーズンインな シダ病について。 だと思います。
ではでは。