年末に入荷し、ちょっとした話題となった『ジャーマンシダ・サマンサ』に続いて、
『ジャーマンシダ〝天空〟アルトナナイ』というシダが入荷しました。
この草おもしろいと思います。
サマンサとアルトナナイは同じシダで、違いは全くないです。
ロカリティが少し違うだけですね。
この便を採集されている松阪氏は、
現地をあちこち移動しながら、採れたものを送って来てます。
サマンサとして出回っているものは2便分ですので、2産地は混ざってるはずです。
アルトナナイは今回の便、名前からしてナナイ川上流かと思います。
まだ現地におられるようなので、追加で来る可能性は十分あるかと。
で、これから草体を見せていくわけですが、
今私の手元にはサマンサの2便目しかないので、画像を
グッディさんから拝借してます。
コケシノブ科のなんかだろうと思われます。
現地葉は全部で3タイプで、
ボロボロの親葉、ボロボロの子葉、綺麗な子葉でした。
当たり前だろ。って言われるとそうなんですが、
水中に沈んでたとなると水中化可能かどうかを探るヒントになるかと思います。
グッディさんで水上葉として紹介されているこの葉、
このギザギザの部分が胞子のう群で、これは水上葉というよりは親葉の方が近いかと。
ただ、水上で100%この葉が出るのなら、水上葉と言ってもあながち間違いではない。
綺麗な子葉。
これは本当にきれいでした。葉の感触も親葉とは違い、かなり水中葉っぽかったです。
こんなでっかい親葉+ボロボロの子葉+同じ位置に綺麗な子葉
なんて株もあったり・・・
問題は
ボロボロの現地葉は無理な水中化でボロボロなのか?
それとも水上葉だからボロボロなのか?
前者なら綺麗な子葉は水が引いて水上で展開した葉もしくはボロボロになる前の水中葉で、
後者なら綺麗な子葉は水中で展開した葉=水中化可能ということになります。
でも水中でボロボロになる種類なら始めからもっと委縮した感じで出てくるし、
水が引いて水上展開って言っても親葉との距離を考えると、
20cm以上引かなきゃいけないような株もあったし。
後者が有力かも。
いかん。長すぎた(笑
最後に私が最も混乱した画像を・・・
なんじゃこりゃ?
画像じゃ分かりにくいかもですが、葉軸が突き出して、シューターになってます。
こんなシダってあるの?
詳しい方いましたら、教えてクダサイ。